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報告書

FCA VI-1集合体におけるガンマ線発熱分布の測定と解析

岡嶋 成晃; 大杉 俊隆; 川瀬 幸男*; 大野 秋男; 三田 敏男*

JAERI-M 84-144, 34 Pages, 1984/08

JAERI-M-84-144.pdf:0.94MB

5種類のTLDを用いて、FCA VI-1集合体(大型高速炉のモックアップ炉心)のおけるガンマ線発熱分布を測定した。測定精度は、テスト領域で25~40%、ドライバー領域で20%、ブランケット領域で10%であった。発熱分布は、径方向ではドライバー領域の方がテスト領域より高く、ブランケット領域では単調に減少する。計算は、遮断材料の群定数JSD1000を用いた中性子100群$$gamma$$線20群での1次元S$$_{8}$$P$$_{3}$$輸送計算を行った。計算結果は、発熱分布の傾向を良く捉え、テスト領域では実験値と比較的良い一致を示した。しかし、ドライバー領域では若干過小評価であり、ブランケット領域では逆に過大評価であった。

報告書

JSD 1000:Multi-Group Cross Section Sets for Shielding Materials

山野 直樹

JAERI-M 84-038, 116 Pages, 1984/03

JAERI-M-84-038.pdf:3.34MB

遮蔽安全解析のための多群定数ライブラリをENDF/B-IVより作成した。このライブラリは代表的な遮蔽材料における超微細群定数、微細群定数、二次元ガンマ線生成断面積及び実効巨視的断面積より成っている。温度依存性については300$$^{circ}$$、560$$^{circ}$$及び900$$^{circ}$$Kを考慮した。散乱断面積の角度依存性は従来の有限項Legendre展開法に替り、新たな直接角度表示(DAR)法を採用した。本ライブラリJSD1000は直接アクセスデータベースDATA-POOLに格納されており、DATA-POOLアクセス パッケージによって取扱われる。本ライブラリの3824群中性子超微細群定数及び中性子100群、ガンマ線20群群定数は原子力施設の遮蔽安全解析に適用可能である。本報告にはJSD1000ライブラリの詳細な仕様及び取扱方法が述べられている。

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